ジブリで中国語を学ぼう!

ジブリ映画の中国語吹き替えを聴いて中国語を勉強しています。

「ざんねんないきもの事典」中国語版

「ざんねんないきもの事典」って
児童書の中でけっこう人気ありますよね。

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子どもが学校の図書室で借りてきて
私も知ったのですが
書店でも平置きされてるし、
シリーズ化して第5弾まで出ていて
アニメ化されたりドラマ化されたりしています。
この本は大人が読んでも楽しい本です。

この「ざんねんないきもの事典」が
中国語に翻訳されたものを見つけて
即買いしてしまいました。

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日本語版は900円とリーズナブルなんですが
翻訳本は3500円くらいしてかなりお高い(涙)

オリジナルの日本語版は子どもが買って
自宅にあったので
中国語版と併用して使えるところが嬉しい。

で、さっそく比べてみてまずびっくりしたのが
なんと!!左開きなんです!!

そりゃそうですよね。
中国語は縦書きではなく横書きですから
欧米の洋書なんかと同じなわけです。
ちょっと考えたら分かることなんですが、
でも日本語版の方は右開きなので
同じ本なのに開き方が逆って、
ホントに違和感しかなかったです。

中身ももちろん横書きなんですが、
動物達が吹き出しで一言つぶやいてる
絵の描写になっていて
その吹き出しの中身は中国語版も
縦書きになっています。
吹き出しの形状を変えずにいきたかったからかな?

中国は昔縦書きだったんだし、
新聞の見出しなどで縦書きになることも
あるようで(今もそうなのかな?)
英語などとは違って
縦書きで記載できない言語ではないですよね。
中国の人から見て
縦書きがどのくらいの違和感なのか、
と、ちょっと気になるところです。

まず目についたのは表紙の違い。
日本語の題名が
「ざんねんないきもの事典」なのに対し
中国語は「遗憾的进化」となっています。
直訳すると「残念な進化」っていう意味ですね。

サブタイトル?のような
題名の上に添えられてる言葉が
日本語では
「おもしろい!進化のふしぎ」となってますが
中国語では「别笑!这是真实的生物世界」で
「笑うな!これが本当の生物の世界」
という意味になります。

さらに、オリジナルでは下の方に
「どうしてそうなった!?」と書かれてますが
中国語版はその部分は消えています。

こうやって表紙を比べるだけでも
かなりおもしろいです。

中身も同様、日本語をそのまま直訳して
中国語にしたっていうよりは
やはり中国の方々が読みやすいように
表現を変えたりするわけですから
「へ〜、こういう風に言い方変えるのか」
とか、そういう発見があちこちに見つかって
ホントにおもしろいです。

文章は文語的なので
接続詞など馴染みのない言葉も出てきますが
こういう言葉は看板や注意書きなどでも
使われてたりするので
憶えておいたら役に立ちますよね。

全部で100種類以上の動物について
書かれているので
さすがにまだ全部に目は通してませんが
少しずつ読み進めて行けたら、と思っています。