ジブリで中国語を学ぼう!

ジブリ映画の中国語吹き替えを聴いて中国語を勉強しています。

吹き替え版学習でぶちあたる壁

吹き替え版を使って中国語を勉強しよう!
と張り切ってブルーレイを買いましたが
実際に始めてみて
「そんなはずじゃ、、、」
という大きなふたつの壁にぶつかりました。

ひとつは
「字幕が繁体字」ということ。
これは実はブルーレイ購入前から
分かっていたことでした。
 ↓  ↓ ↓

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北京語も広東語も繁体字なんですよ(涙)
普通話では簡体字が一般的なのに
なんで繁体字なんでしょう。
普通に北京語は簡体字、広東語は繁体字にして欲しかったです。

購入前に知っていたのですが、
そこは諦めることにしました。
他に簡体字の字幕で普通話のDVDがないか
探したりもしたのですが
「中国語吹き替え」「中国語字幕」とあっても
それが普通話か、簡体字か、
そこまで表記してないものもあり
買ってみないとわからないという恐怖。。。

結局そこは妥協しました。
それに重要なのはリスニングの方なので
確実に普通話で吹き替えしているものを
手に入れたかったのです。

日本の漢字に近いのは
繁体字の方かもしれませんが
簡体字でずっと勉強してきたので
繁体字をパッと見ても
けっこう分からないもんですね(汗)。


もうひとつは
「吹き替えの中国語と字幕の中国語が
同じでない」ということ。
これはかなりショックでした。
でもよくよく考えれば
これも事前に予想できたことだったんだと
思います。

スターウォーズが好きで
シリーズが公開されると必ず映画館に
見に行っていたのですが
子どもと一緒に見る時は吹き替え版になるので
別の日に字幕版も1人で観に行ってました。
見比べるとけっこうあるんですよ。
「あ、吹き替えと違う訳し方してるな」
という部分が。
字幕は字数制限があったりするだろうし
吹き替えと同じようにはいかなかったり
するんですよね。

ちょっと考えれば分かることなのに
そこはブルーレイを再生するまで
全く頭にありませんでした。
中国語字幕を設定して
中国語吹き替えを見たときに
「・・・一緒じゃない・・・」とぼーぜん。
しかも、ちょっと語尾が違うだけ、とか
言い回しがちょっと変わっただけ、とか
そのくらいならまだいいのですが、
そんなもんじゃないんですよ。

もちろん、字幕と吹き替えが同じセリフも
チョコチョコありますが
大部分が違っていて、
しかも使ってる単語が違ったり
全く文の構成から違うものもあったり。

 

例えば出だしの場面

字幕: 千寻,马上就要到了
    qiān xún   mǎ shàng jiù yào dào le
吹替: 千寻,马上就到了
    qiān xún   mǎ shàng jiù dào le
    ちひろ、もうすぐだよ

この位なら「要」があるかないかの違いなので
聞き取れますが、
次のセリフはこうなっています。

字幕: 果然很乡下
    guǒ rán hěn xiāng xià 
吹替: 好偏僻的地方啊
    hǎo piān pì de dì fang
    やっぱり田舎ねー

表現が全く違います。
答えを知って聴けばこう聴こえますが、
「偏僻」という単語になかなか
たどり着けませんでした。

吹き替えと字幕がイコールでないということは
吹き替えの答えが
どこにもないってことなんです。
答えがないものをひたすら聞いて
正解にたどり着けるんだろうか、、、と。

やはり、語学学習用の教材ではないので
そう簡単にはいかないか・・と早くも
挫折の匂いがぷんぷんし始めました。

でも結論から言えば、
最終的には吹き替えの中国語も
全部文章に起こすことができました。
その辺りの苦労話については、
次回の記事でお話ししたいと思います。