中国ドラマの話「女の幸せマニュアル」
「女の幸せマニュアル」は台湾ドラマで
昨年tvkで放送されました。
原題は「俗女養成記」といいます。
以前「駆け抜けろ1996」というドラマと
「悪との距離」というドラマについて書きました。
中国ドラマの話「駆け抜けろ1996」
中国ドラマの話「悪との距離」
「悪との距離」のあとに放送されて
そのまま録画されていたので見ました。
題名から、
女性が仕事や恋愛にうまくいかなくて
幸せを掴むために迷走するような
そんな内容を勝手に想像し、
なんとなくおもしろくなさそうだなーと
勝手な先入観を持って見始めましたが
いい意味で、見事に裏切られました。
結論から言うと、
このドラマ、ものすごい好きです。
1話の最初の方こそまさに想像通りの展開で
アラフォー女性が空回りしているような、
見ていて落ち着かない感じだったのですが
ドラマ後半になると
急にドラマの雰囲気が変わり
主人公の幼少期の回想シーンになります。
回想シーンは
この回だけたまたま入ったのかと思ったら
2話以降も前半パートはアラフォーの話、
後半パートは幼少期の話、という構成は
最終話まで同じでした。
この幼少期のパートがすごくいいんですよ。
台南のごく普通の家庭で暮らす
小学生時代の話なのですが
生活の様子とか、町の雰囲気とか
どこか懐かしさを感じて、
ちょっと昭和の匂いがします。
日常のちょっとしたハプニングを
コメディタッチで描いたりするのですが
時には涙を誘う展開になったりして
最後にはいつも気持ちがほっこりします。
傷んだ魚がお弁当に入ってたり
学校の先生が体罰したり
お友達のおうちで
おしゃれなおやつが出て戸惑ったり
なんかちょっと自分の幼少期にも
似たようなことあったなーって
そんな懐かしい気持ちにさせてくれます。
おじいちゃんに「お前は拾われた子だ」
と言われた冗談を真に受けて
ショックで家出しちゃったりとか、
なんか私も「橋の下で拾われた」
とか言われたなーって。
なんかいちいち昭和っぽいんですよ。
全てのエピソードが愛おしく感じました。
アラフォーの主人公も
最初は共感できない部分もあったのですが
見てるうちにだんだん愛着が湧いてきて
後半へ行くほど好感度がアップしていきました。
日本語字幕で見たので
中国語の勉強にもなります。
ただ、アラフォーパートは
台湾華語(普通話に近い)なので
けっこう聞き取れる部分もありますが
幼少期パートは台湾語のようなので
ほとんど聞き取れません(汗)
中国語の勉強のために見るのなら
半分くらいは勉強にならないかもしれませんが
台湾の文化や言葉に触れることができるので
悪くないと思います。
このドラマは好評だったようで
すでに続編が決定されているようです。
台湾で8月から放送されるようで
また日本でも放送してほしなーと思います。